子無し様の憂鬱~猫はうさぎじゃありません~

実体験です。お察しのとおり、うさぎ=赤ちゃんのこと。

動物のうさぎは一般的に可愛い生き物だけれど、飼おうかどうか検討したことがある人は少ないと思う。

普通の人は、さほど興味がない事柄について、やるか・やらないか検討はしない。うさぎに興味がない人は、道でうさぎを拾うなど何らかのアクシデントがない限り、うさぎを飼わないまま一生を終えることになる。

私はというと、うさぎに興味はないものの、飼おうかどうか検討したことが、なくはない。アラサーあたりから周囲の人に頻繁に聞かれるようになると、嫌でも意識させられることになる(女性は特に)。


同世代の人達は、うさぎを飼っていてすごいなぁ。

飼おうと思ったきっかけは何なんだろう。

人間の本能的な欲求でうさぎを飼いたくなるんだろうか?

私はうさぎに興味を持ったことが一度もないんだけど…。

あらためて、飼おうかどうか検討してみたら、「自分は、いらないなぁ。」と認識する結果となった。飼育費がないわけではないけど、単純に、興味を持てなかった。

多くの人がうさぎを飼っている理由はよくわからないけど、友達がうさぎを飼い始めたと聞けば、心から祝福する気持ちになる。友達が幸せなら、もちろん私も嬉しいに決まってる。

その一方で、


・うさぎがいないと、老後、寂しいでしょう。

・ウチのうさぎが生み出す経済効果に将来タダ乗りするのはずるい。

・後でうさぎが欲しくなっても遅いよ?今からでもまだ間に合うから頑張って!

・うさぎがいないから、猫を飼ってうさぎ代わりにしていてイタイ。


のような意味不明な考え方を示されると、反論したくなることもたまにある。

寂しくないし、現在も将来も恩恵ゼロで他人のうさぎのためにも納税してますし、間に合うも何も望んでませんし、猫はうさぎじゃありません(当たり前)。

基本は波風立てずスルーすることが多いけど、どうでもいい相手なら、「うさぎが欲しいのに恵まれなくて…」と適当に嘘をつくことも結構あったりして。そうれば「まぁ、うさぎだけが人生じゃないよ!」などと励まされて円満に会話を終えられるので。

思うのは、自分にとって素晴らしいものが、他人にとっても同じだとは限らないってこと。これは全ての事象について共通で、私も無意識に自分の考えを他人に押し付けている可能性はあるわけで、気を付けなければ…。

ちなみに、


・うさぎを育てた経験がないから人として未熟。


私に限って言えばその通りかなぁと思うので、これについては特段反論ございません。